2014年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧を賜り 誠にありがとうございました。展示会へのご来場やアンケートへの忌憚のないご意見、本誌や折込広告での施工例登場など、お客様の多くのご協力のお陰でプラスデコの事業は続けることができ、学ぶことができ、また新たな仲間も加えることができました。本当にありがとうございます。
さて、今年の私のテーマです。社員さんとの面談でも多用しているのですが「つべこべ言わずにやってみる」がそれです。モチベーションが上がらないからまだ手をつけてない、そんな話は私の中にはもちろん、巷にも溢れていると思うのですが、一昨年より会社に取り入れた「達成マインドの育て方」によれば、達成するためにモチベーションは100%必要ないと言います。仮に、外から何らかのモチベーションとなるような刺激が与えられたとしても、それは長続きしないか別の刺激によって打ち消されてしまうと。
では、必要なことは何か。欲しい結果にとって原因となることを、「できない理由」や「もっといい方法」などの思考ノイズを断ち切って、「とにかくやってみる」こと。モチベーションなんて関係ない、その回数を重ねること。そのうちに、最初は重かった一歩が苦ではなくなり、良き習慣として身についていくことになります。この、決めたことをやり遂げていている私、挑戦している私という自己承認こそ大きなモチベーションとなって、更なる挑戦の支えとして働きはじめるのです。
私が続けていることの多くは、最初から信念に裏打ちされたものではありません。朝のウォーキングにしても、足首の故障でジムに通えなって始めただけでしたが(通っていたのは週に一度か二度程度)、今では良き日課となりました。仕事にしてもそうです。会社の後継ぎとして育てられなかった私は、海外生活を夢みて輸出企業に進みましたが、今ではすっかり伊那人であり、社員さんと共に新たな可能性に挑戦する企業人です。モチベーションなく始めた多くに、続けたい、究めたいのモチベーションはしっかり息づいています。それでもまだまだ、やれば良いのにやっていないことは満載、だから「つべこべ言わずにやってみる」なのです。
昨年、プロ野球を沸かせた楽天ゴールデンイーグルスの球団社長 立花陽三氏はメリルリンチ日本証券の幹部でした。彼にプロ野球はもちろん、学生時代を通じて野球の経験はありません。東日本大震災の後、復興の力になりたいとの思いはあったにせよ、球団社長のオファーがあってから立花氏はすぐに東北行きを決め、就任1年目にして日本シリーズ制覇を成し遂げました。 子供の頃から抱いていた夢でなくともいいのです。むしろ目の前に与えられた仕事にひた向きに取り組むことで、思いがけない出会いや機会を得、心揺さぶられる出来事に巡り合い、「これぞ自分の天職」という生き様を見いだしていく。
あれこれと「出来ない理由」や「もっと良い方法」で思い悩まず、目の前の目標に向かって「とにかくやってみる」。そんな一年を通じて、皆様に良きご報告や恩返しの叶うビジネスの実現を果たしていきたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
プラスデコ代表 原田 学