快適・涼しい!和室をもっと使おう! 畳のお部屋をモダンに模様替え
年間を通して快適に過ごせるのが畳のお部屋のいいところ。畳の原料となるイ草の内部はスポンジ状で空気を含むため、断熱・保温や空気の浄化などの特性があります。特に夏は素足にさらりとした感触が快適です。ごろりと転がってくつろぐ時間も夏ならでは。そんな畳のお部屋をもっと快適おしゃれに使うアイデアをご紹介します。
畳によく合うモダンなインテリア
昔ながらの和室もモダンアイテムと組み合わせれば、とても居心地良く素敵な空間に生まれ変わります。
和の雰囲気が強い障子は思い切って外し、夏は風通しの良い薄手のカーテンで涼しさの演出をしてみましょう。ふすまの張り替えもお部屋の印象を変えるには効果大。いかにもの和柄はやめにしてモダン柄かシンプルな単色ならどんなインテリアとも相性良好です。
押入の建具をとり、欧風柄のロールスクリーンに。 |
夏は寒色系が涼しげな印象になります。 |
スウェーデン boras cotton(ボラスコットン)の代表的な柄 MALAGA(マラガ)のカーテン |
フィンランド Kauniste(カウニステ)の人気デザイン Sunnuntai(スヌンタイ )のシェード |
模様替えなら北欧風がおすすめ
和のテイストと相性のよいのが北欧風インテリア。優しい雰囲気と落ち着いたデザインは畳のお部屋にもしっくりとなじみます。ホワイトやベージュ、ブルーグレーなどの淡い色のアースカラーを基調に、お好みのカラーを加えます。
北欧メーカーの照明はシンプルでモダンなデザインが多く畳のお部屋に合わせやすい。観葉植物のグリーンが爽やかな空間に。
手軽にお部屋の雰囲気を変えられるクッション。
フィンランド marimekko(マリメッコ)の代表的なUnikko(ウニッコ)柄。 |
デンマーク Rosenberg Cph(ローゼンバーグ コペンハーゲン)のTile(タイル)柄 |
家具は、無垢の木や自然素材のファブリックで作られたシンプルなデザインを。和室は畳の上に座って過ごすことが多いので背の高い家具は圧迫感があります。低めの家具を置くことで室内に奥行きが生まれ天井を高く見せ開放感も生まれます。
アクセントのファブリック小物ははっきりした色の北欧柄に。ラウンド型のクッションやラグも和室とマッチします。
畳に家具を置くときはできるだけ家具の下に当て物を。ラグを敷くと畳を傷めない上おしゃれなインテリアになります。イ草たたみがへこんでしまったら、軽く湿らせ重ねたタオルの上から3分ほどアイロンを当てます。
落ち着く空間でありながらおしゃれ感も大事。そんな和モダンの空間で涼しい夏をお過ごしください。