現日本では、高齢者のいる世帯の8割以上が持ち家に住居。うち、一定のバリアフリー性能を備えた住宅に住んでいる世帯は約半数。充分な温熱環境が整った住宅に住んでいる高齢者は、ほんの一握り。
※ 国連の世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上を高齢者、 65-74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼びます。
高齢期を安心で健康的に過ごすためにもリフォームが必要です。しかも、元気な時に早めに行うのが良いです。
リフォームには、
・費用や工事内容を決めていく「判断力」
・家具や物などを「片付ける力」
・新しい設備などを導入すれば、その操作方法を理解し、「受け入れること」も必要
また、場合により仮住まいの必要もあります。
統計によると、高齢者の事故の8割が住宅で発生
・段差でのつまづき、転倒
・室温の差によるヒートショック、室内の熱中症
近い高齢化に向け、リフォームすべき事項
・住宅断熱性能、日射遮蔽性能をUPし、冬温かく、夏涼しい住まいに → 運動機能の維持、高血圧低減
・外出や人を招く機会が増える住まいに → バリアフリー化、手摺り取付等 → 社会との関りを保つ → 認知症リスク低減
・トイレや浴室の利用しやすく、体への負担が少なく気持ちよく使える住まいに → バリアフリー化、手摺り、寝室の側に作れる準備をする → 自宅での自立度に繋がる
・日常生活空間をコンパクトにし行き来しやすい住まいに → 室内での移動距離が少なく日常生活ができる
まだまだ、動けるうちは、将来のことを考えるということ自体難しいと思います。しかし、考えられるうちから、少しずつ準備しておくと、それだけ、健康かつ快適に高齢期を迎えられることになります。
高齢期のことを考えるようなお歳、60代前半から少しづつ考えてみてはと思います。ご相談は、随時承っています。お気軽にお声がけくださいませ。
こちらの 一般社団法人 高齢者住宅協会さんの資料「人生折り返し これからの 住まいと暮らしを考えてみませんか」を、参考にしてみてくださいませ。