約築10年の窯業系サイディング張りのお客様宅。部分的に劣化しているジョイント部分の補修をしました。
1ヵ所目は、1階部分。写真ではわかりにくいかもしれませんが、ジョイントの左側が盛り上がっています。(農黄色になっているのは、お施主様がご自分で補修した為)
当初、水が内部にまわり込み膨らんでいると予想していました。
盛り上がった部分のビスを全て取り除きます。
ビスを取り除いたらナント!胴縁とサイディングの間に挟まっていた 窯業系サイディングの欠片が出てきました。新築時に上からサイディングをビス止めしていくのですが、その時、上部でビス打ちによる欠けができ、下部で胴縁とサイディングの間に挟まったようです。水の侵入ではなく一安心したのですが、こんなことがあるのだなと驚きました。新築時に、ビス打ちした際に気づきそうなので。
これから、補修に入ります。先ず、ビス穴をコーキング補修します。
全てのビス穴を補修し終わりました。
シーラーで下地補修した後、既存の壁に調色した塗料を塗っていきます。
お客様の補修した部分も塗装し完了です。
浮きもなくなり、スッキリ納まりました。
次は、2階の屋根との取り合い部分。
お施主様は、コーキングの割れを気にされご自分で補修されていました。左手、金属部分との取り合いは、コーキング不足による割れが発生していました。
先ず、既存シーリングを切り取ります。
コーキングを切ってみると、最下部10cm程が三面密着の不良工事でした。コーキングは、3面を密着させてしまうと外壁の動きに追随できず、コーキング割れの原因になります。
コーキングが外壁に付かないよう、養生テープを張り準備をします。
コーキングを打ちます。
コーキング打ち完了。
既存外壁の色に調色した塗料を塗り、完了です。
部分的な工事ですが、こうした部分をきちんと補修することで、末永くお住まいを守ることができます。お住まいで気になる部分がありましたら、お気軽にご相談ください。
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