現場は築50年ほどの和風住宅。ただいまタイルのお風呂からユニットバスへリフォームを行っています。
既存のお風呂を解体したところで気になるところを発見しました。
これは芯引きというもので、仕上げで柱の表面をそのまま見せるとき、見せない面に溝を入れます。
この造作を行うと、木が割れていくのを防ぐことができるようになっています。
50年前はこんなことやって意味があるのかと思ってやっていた大工さんかもしれませんが
芯引きをしている柱は綺麗な状態。
対して同じ家でも芯引きをしていない柱には残念ながら割れや反りが見受けられます。
木はわずかながらも収縮をしますし、お家自体から負荷もかかっています。
芯引きをして負荷を逃がす部分をつくっておくことで、見える面を恒久的に美しく保っておくことができます。
すぐに結果は出ないけど50年後に結果は出ているかもしれません。
大工さんの細かやかな仕事は、長く住み続ける家において密かにも一生懸命働いています。
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