横綱一丁目、両国国技館のお隣にて江戸時代から現代に至るまでの東京の町並みを展示した博物館。
大江戸博物館と名前を間違えたまま、見学して参りました。
外観は宇宙船をイメージしたという高床式のユニークな構造。
名前だけで想像していた古風なイメージと違い、8階にも及ぶ建物を4本の足で支えており大相撲に負けないくらいの力強さを感じました。
「火事と喧嘩は江戸の華」
一日では学びつくせない量の展示の中から、特に心に残ったもの。
フレーズだけは耳にしたことがあっても詳しい内容は語感でしか汲み取っていませんでした。
現代に比べると江戸時代の消火技術や家屋の耐火性能は非常に乏しく、さらには狭い空間に長屋などの木造建築が密集していました。
なので消火の方法は「延焼を食い止めるため家を破壊する」というやり方だったそうです。
江戸各地には火消しの部隊、いろは四十八組が配置され町の人々と協力して日夜火消し活動が行われていたそうです。
屋根の上での消火活動に足場はありません。我々の普段の工事でも高所作業に恐怖はついてまわります。
年々厳しくなる安全基準にありがたみを感じつつ、細心の注意を払い工事に努めています。
江戸の火消し隊は危険を顧みず躍動したことから、華々しさを粋に称されたのだと思います。
もとより気性が荒く喧嘩早いことをそのまま掲げた言葉かもしれませんが。
鬼瓦に水という文字を描き火災除けを祈祷していたとのことで、この鬼瓦は今でも使われているお家が多くあり、そういった名残りだったのかと関心しました。
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