『住宅版エコポイント制度』の対象工事・流れなどの業者向け講習会が行われ、私たちも講習を受けてきました。今月28日には補正予算成立の見込みのようです。
併せて、日本の住宅エコ事情のお話もあり、主要先進国の中で日本の住宅は一番遅れおり、エネルギー使用量が多く安全ではない家が多いということです。
今年はこの『住宅版エコポイント制度』を機に、住宅のエネルギー使用量を抑えていく動きが加速するよう、私たち建築業者もお客様への啓蒙活動など努力していかなければならないと思いました。
日本でも近年、長期優良住宅や太陽光発電補助事業など、環境や住宅環境を良くしようという事業が始められていますが、”2020年までにCo2 25%削減”を目指すために、もっと一般家庭からのCo2を削減しなければならない状態。
本日の講師によると、世界で住宅事情が一番いい国は、イギリスとオランダとのこと。ここで少し、各国の住宅事情を紹介します。
イギリス では
2016年から新築住宅は全てゼロミッション住宅(Co2を排出しない住宅)が法制化。
リフォーム時の省エネルールも決まっています。
・ソーラーパネル搭載(電気・給湯)、年間エネルギー使用量規制
・エネルギーの再利用、廃熱利用
ほかに、医療的治療を受けた場合、怪我や病気を起因した原因について調べています。
住宅内に暖房による気温差、床の段差など怪我や病気を起こすような欠陥がないか調べ,、その欠陥の比較の為のデータを数値化して、安全で省エネな住宅を目指しています。
オランダ では
2006年から新築住宅はゼロエネルギー住宅が法制化。
・パッシブソーラーエネルギー利用、高断熱・熱の再利用、継続的な資源の利用・節約
・年間エネルギー使用量の制限
一般家庭年間=50GJ (1250立方mのガスと2500Kwhの電気)
・エコロジカルな建築材料使用
日本の様にどこの木材でも良いというのではなく、決められたラベル付きの木材しか使用できないなど徹底しています。
こんな感じで、日本の住宅とはかけ離れた高いレベルの法制化が進んでいます。特にオランダは海水面より土地が低い場所があるので、環境対策には特に先進的なのかと思いました。
いきなり住まいを変えるのは無理なので、出来ることからエコ活動しましょう!!