外壁材の説明 第二回 モルタル
こんにちは!年末年始はあっという間に過ぎていき、日常が戻ってきましたね。
今回は前回に引き続き、よく使われている外壁材の紹介をしていきますよ!
②モルタル
モルタル(下地) 表面仕上(吹付け)
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モルタルは1980年代に大流行した外壁材です。
継ぎ目がないシームレスな外壁はデザイン・意匠性の高さに繋がり、表面に施す吹き付けによって大きく表情が変わることも特徴と言えます。
また、主原料がセメントと砂で出来ているので耐火性・耐久性に優れます。
表面の仕上げに樹脂系の素材を使用したり、塗装を施すことで、防水能力を上げている外壁材です。
本来、セメントと砂には防水性がありませんので、塗装が弱ってくるとじわじわと水を含み、ひび割れが発生します。
このひび割れを放置しておくと、亀裂から更に水分の浸入が起こり、壁の内部から傷みが生じてきます。
ですので、チョーキング(いつもの手につくコナコナのことですよ!)やヘアクラックと呼ばれる劣化症状が出てきたら、塗替えのタイミングと言っていいでしょう。
モルタル自体の耐久性は20年とも30年とも謂れ、非常に性能の高い外壁材です。
但し、それは表面の防水性・耐久性とイコールと考えていいと思います。
屋根ももちろんそうですが、外装劣化を加速する要因はその殆どが水によるものです。
塗膜の劣化=防水力の低下 から生じた小さな隙間に、水はいとも簡単に滑り込み、徐々に蝕んでいくものです。
成人の日も過ぎてようやく一段落、そんな時、ちょっとだけ壁を触ってみてはいかがでしょうか?
もし手が汚れて不安になったら、いつでも声をかけてくださいね!
包丁を研いでる時のニヤつきが怖いと長女に指摘された高橋勝太でした!