『菊の節句』(正式名：重陽の節句)とは桃や端午、七夕と同じ“五節句”のひとつで、旧暦の9月9日(現在の10月中旬から下旬)に家族で無病息災を祈り願う行事です。昔から、菊は薬効や邪気を祓う効果があるといわれ、さまざまな風習が伝えられています。
お酒に菊の花びらを浮かべた“菊酒”は、長寿を願いいただきます。
菊の花に綿をかぶせ一晩おき、翌朝菊の露や香りを含んだ綿で体を清める“被せ綿(きせわた)”の他、湯船に浮かべ“菊湯”に入ったり、乾燥させた花びらを詰めた“菊枕”で眠るなど、菊の香りには邪気を払う力もあるといわれています。
今年の菊の節句には、可愛くアレンジされた菊の花をお部屋に飾ったり、菊湯に浸ってご家族みなさんで健康を願ってみてはいかかでしょうか。
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