瓦屋根の雨漏り

公開日:2019/12/18(水) 更新日:2019/12/18(水) 業務の中で外壁・屋根

寒くなってきまして、夕食の鍋が恋しい季節になってきました。
我が家で鍋といえば水炊き風の鶏肉鍋がメジャーです。
具材をぶつ切りにして鍋に放り込むだけなので子どもたちと一緒に料理できるのがウケています。
調味料なども後入れにすることで失敗も怖くないので一石二鳥ですね。

さて、未だに続く台風被害ですが、被災された方々が一日も早くもとの生活に戻れるよう祈るばかりです。
こちらの記事で倒木になぎ払われてしまった瓦屋根の修繕をご紹介しました。
屋根のトラブルというのは何かが起きてすぐ雨漏りにつながるということは、実は多くありません。
何らかの原因で水が浸入する箇所ができたあと、じわじわと時間をかけて雨漏りとなることがほとんどです。
なので、気付いたときには天井にシミが……なんてことが起きるわけです。
今回ご紹介するのは立派な瓦屋根のお家で雨漏りが起きてしまった!というケースです。

写真を見れば一目瞭然。モルタルが外れて中の土が露出してしまっています。
ただし、この状態でごく普通の雨が降った場合、問題は起きにくいのです。
穴の空いている部分には水切りの板金がかぶっており、そのままじゃぶじゃぶ雨水が流れ込むというわけではありません。
ではどんな時に?となると、答えは『強風によって煽られた水が勾配をさかのぼって浸入する』と考えられます。
お施主様に話をお伺いしたところ、雨漏りに気付いたのは11月ごろとおっしゃっていました。
となると、雨漏りの原因になった強い風と大雨は……と思い浮かべれば大体の見当はついてきますね。

現在鋭意修繕中ですので、追ってご報告いたします!

18ページ (全98ページ中)